もだえくるしむかつじちゅうどくしゃじごくのみそぐら を よまんとす

あー。やってしまいました・・・・。楽しみに取っておこうと思ってた本を読んでしまいました。
最近は昨日も書いたとおり野田知宏さんの本をコンスタントに読み、それの息抜きに他の人の本を読む。って感じだったんですけど「椎名誠・選、日本ペンクラブの素敵な活字中毒者」という本の中にうちがずっと探していた「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」という話があり、とてもとてもタマラナクなって間に並ぶ50数冊をすっとばして読んでしまいました。


主人公はみなさん御存知活字中毒代表の目黒孝二さんです。むしろ、めぐろ・こうじさんです。
活字中毒者を味噌蔵に閉じ込め活字に飢えさせて、中毒症状を一通り越えたのちに半紙にひらがなを一言だけ書き込み投げ入れる。という聞くだけで震えが止まらなくなる実験的退廃的狂気的な内容となっております。もちろんフィクションです。


このお話の主人公でもある目黒孝二さん、この方の中毒ぶりは日本の中でも相当なものではないでしょうか。
大学を卒業後、就職するが「本が読めなくなる」との理由で3日で退社。その後「ストアーズ社」に就職して椎名誠さんと知り合うも同じ理由で3日目に退社しようとして引き止められ半年勤務。
他にも8社ほど再就職するがどれも3日で退社という、鬼のような中毒症状ですね。
その後自分で面白かった本などのレビューを書いて椎名さんとその周辺に渡してたらあまりの面白さにあれよあれよとファンが増え、見事「本の雑誌」発刊。
ひとつの事に突出して成功した人ですね。普通はここまで上手く行かないので気をつけてください。


初めて見たのは「東日本なんでもケトばす会」の中での「釜炊き目黒」さんだったので、その後「本の雑誌血風録」での目黒さんを見た時にはビックリしましたね。しかしいかにもインドアでキャンプなどしなさそうな人を巻き込んでしまう椎名誠さんのアグレッシヴさと人を見る眼は凄いです。



本は面白い。