こどものじかん 

遅ればせながら「こどものじかん」11巻を購入しました。

月間コミックの発売周期がつかめないので半年ごとに本屋で探してるのですが、どこを見ても10巻までしか置いてないので部数が少なくなってるのかもしれませんね。
ずっと新刊で集めてたのですが、結局ブックオフで購入しました。
3年生で始まったこじかももう6年生ですよ。とくに最新刊ではすべての人の感情が集約されて動いていて、そろそろクライマックスへの軌跡を辿り始めている雰囲気で少し寂しいですね。
1巻で新任教師だった青木先生(主人公?)もいろいろありつつ「先生」という職業に慣れ理解してすっかり頼もしい感じになっていて、このマンガはよくある「先生」が「生徒」をひっぱったり、道を作ったりとかいうものではなく、登場人物全員の成長をもって作品にするという作者の心意気が感じられます。

白井先生も初期から比べるとかなり好感度アップですね!最初はどこの学校にも居るキッツイ女の先生って感じでしたが、過去の回想や、黒ちゃんへの対応からうちの好きな登場人物1番へと駆け上がりました。ツンデレです。
しかし今回の目玉はなんと言っても青木先生のモンスターペアレンツへの対応です。
「うちの子供が万引きなんてするはずが無い」「たとえそうだとしても後からお金を払ったので子供を怒るすじあいは無い」などと学校へ文句を言ってきた親に対し、「子供を怒らないのを愛情だと取り違えるな」「子供は間違ったことをしたのを親に怒られないと、なんで間違った事をしたのに怒られない?この人は自分の事は見てくれてない、と感じてしまう」とぴしゃりと撥ね退け、なんか文字にすると堅苦しくなってしまったのですがキツイ言い方ではなく親にも隣の子供にも、聞き耳立てていたレイジ(りん(主人公)の育ての親)にもひとつの考えるキッカケを与えて納得させたので、1巻の白井先生に怒られ真面目すぎる性格ゆえにたくさんの人間に囲まれた学校でおどおどしていた青木先生を完全に逸脱したのだな、と思わされました。
白井先生の教師としての在り方考え方も目から鱗でしたし、最新刊はかなりの名言ぞろいでした。
もちろん今までのこじかに負けず劣らずエロもたくさんありましたのでLOの人にもオススメです!



読みたい人はうちまでどうぞ。
おわり。