みくすちゃー

そういえばミクスチャーロック自体を知らない人がいるみたいなのでザッと説明でも。
ミクスチャーロックとは、1990年初頭に出てきたそれまでの普通の音楽ジャンル(ロックとかメタルとかヒップホップとか)を組み合わせたような音楽の事で、実は和製英語です。
海外ではオルタネィティブとかラップメタルとかファンクロックとか言われてるのですが、それじゃあ格好よろしく無い、ということでミクスチャーという言葉が作られたみたいなんですね。
まぁレッチリ聴いてて「やっぱファンクロックってカッコイイよね。」とか言われても「え?ジェームス・ブラウン好きなの?」って思ってしまいますからね。日本語の不思議です。
とにかくそれまでの音楽に対するカウンターカルチャー的なバンドをひとくくりにして「ミクスチャー」って事です。
と言うことでミクスチャーの代表的バンドでもどうぞ。


まずはFAITH NO MORE(フェイス・ノー・モア)。

海外のジャンル的にはラップメタル/オルタネィティブですかね。ガツガツとしたサウンドに小気味良いリリックのラップをのせた聴きやすい音楽です。
フェイスノーモアの代表的なラップメタル曲のEPICが入ってるアルバム以外はやっぱり実験的な音楽や、昔ながらのロックなどパットン節が炸裂してますが、EPICが後のレイジアゲインストザマシーンやリンプビズキットなどに与えた影響は一番大きいのではないかと思います。
FAITH NO MORE - EPIC


そしてFISHBONE(フィッシュボーン)

海外のジャンル的にはファンクロックorファンクメタル、かな。ノリの良いスカサウンドですがスカパンクまで底抜けに明るいわけでもなく、重低音がそこそこ効いてて社会風刺も痛烈なバンドです。
個人的にパーティー アット グラウンド・ゼロが一番有名だと思うのですがどうだったんでしょうね。そしてこのバンドが売れてなぜRUN DMCとアルバムを出したアンスラックスや、ホーンセクションを取り入れたハロウィンが売れなかったのかが分かりません。きっとメタルファンは了見が狭いんですね。
FISHBONE - Party At Ground Zero


最後にRED HOT CHILI PEPPERS(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)初期限定

これぞファンクメタル!初期のレッチリを聴いたこと無い人は人生を確実にソンしてますね。今のレッチリは完全に大御所バンドで近寄りがたく、いかにもなロックバンドって感じですがもはや別のバンドだと思えば問題は無いです。
フェイスノーモアはつまらないしフィッシュボーンはマニアックだしリンプビズキットはガキくさいしレイジアゲインストザマシーンは何言ってるかわからないし・・・・って人はレッチリを聴いて耳を洗い流してください。底抜けに明るくて演奏がしっかりしててホーンセクションがわーわー鳴ってるノリの良いバンドはそうは無いですよ!
彼等の音楽はかなり一般層にも受け入れられてますが、歳をとるに連れて安心して聴けるようになったのはひとつの音に固執しないという姿勢の上に現れてる気がします。
Red Hot Chili Peppers - Warped

レッチリのホーンバリバリ演奏!かぁっこいい!


結局3バンド紹介しておわり。