めたるってなーに?

メタルメタルとわーわー言ってる今日この頃ですが、ハロウィン聴いててもメルヴィンズ聴いてても、はたまたドラゴン・フォースやスレイヤーでも、それは「メタル」ではないと言われて過ごしております。
なのでいったいメタルとはなんぞや?と言うのを解き明かしたいと思っております。ルーツっていうか定義やね。
メタルに塵ほどの興味も無いあくまで個人の解釈なのでメタルおたくさん達等異議のある人は封書でお願いします。
まずはメタルの定義から。「メタル」とは「ヘヴィメタル」の通称。一昔前(メタル初期時代)はハードロックからの細分化で出来たので「HR/HM(ハードロック/ヘヴィメタル)」とひと括りにされていたが、メタル自体のジャンルの確立とともにハードロックとは区別した(HR/HMに嵌らない)メタル音楽が構築された。
様式美や音楽性は他に類を見ない排他的な重い音楽。ギターが要。こういったところでしょうか。
ヘヴィメタル」と言う言葉自体はブルー・オイスター・カルトから広まったという説を信じております。


(ヘヴィ)メタル・サブジャンル コピーペーストです。

インダストリアルメタル
ヴァイキングメタル
オルタネイティブメタル
グラインドコア
クラシック・メタル
グラムメタル
クリスチャンメタル
ゴアグラインド
ゴシックメタル
シンフォニックメタル
スピードメタル
スラッシュメタル
ダンスメタル
デスメタル
デスラッシュ
ブルータル・デスメタル
ドゥームメタル
ニューメタル
ネオクラシカルメタル
パワー・メタル
ファンク・メタル
フォーク・メタル
ブラックメタル
プログレッシブメタル
ポルカメタル
ふう、めんどくさいですね。
ミクスチャーロック
メタルコア
メロディックスピードメタルメロディックパワーメタル
メロディックデスメタル
ラウドロック
ラップメタル
デスコア
スパニッシュメタル
LAメタル
ジャーマンメタル
クラウト・ロック
ジャパニーズメタル
北欧メタル
NWOBHMは?どうなんですかね。

などなど、今日もまたあたらしいジャンルが出来てるのではないかと思われるほどの多さです。
こんなにあったらメタルバンドでなくてもいずれかのジャンルに分けられそうなものですが・・・
最初に書いたバンドをこのジャンルどおりに分けますと、ハロウィンはメロディックパワーメタル、もしくは北欧メタル?メルヴィンズはドゥーム。ドラゴンフォースはパワーメタル?スレイヤーはスラッシュメタルになりますね。
ヘヴィメタルらしいメタル王道音楽のバンドはなんぞや、という事になりますが、コレだけのジャンルがあったら現在どんなメタル曲を作ってもいずれかに分けられてしまいそうです。


まだハードロック全盛期の頃の、「ヘヴィメタル」に区分けされていたバンドは「ブラックサバス」「ジューダス・プリースト」「スコーピオンズ」などで、「ヴァン・ヘイレン」後くらいのアメリカでメタルブームが来るとすぐにLAメタルというジャンルができたので、以後のバンドは「ヘヴィメタル」では無いものとさせてもらいます。
さてさて「ヘヴィメタル」たる音楽を聴いて見ましょう。
Black Sabbath - Paranoid 1970年の映像なのでこれはまさしく「ヘヴィメタル」ですね!

当時主流だったハードロックの代表的バンド「ディープ・パープル」も、興味の無い人にとっては「ヘビメタ」に見えるのではないでしょうか。
Deep Purple - Smoke on the Water 1974年の映像です。

上記の二つを見比べて見ると、ヘヴィメタルは今よりも泥臭くハードロックのほうがお高くとまっている様式美的な雰囲気を感じる気がします。
当時の文化としての音楽への、カウンターカルチャー的な新しいジャンルだったということがうかがえますね。


近年のメタルバンドはいずれかのジャンルに強制的に入れられて、もっとも初期の1970年に活動を始めたor名前が売れたバンドが「ヘヴィメタル」たる「ヘヴィメタル」ということでよろしいですかね。
メタルのイメージである「長髪」「悪魔」「血」「レザーファッション」のルーツも初期にほぼ確立されてますね。
「長髪」は、ヘヴィメタルがまだハードロックのひとつのジャンルだったころの名残。(ハードロックは長髪パーマ)
「悪魔」は「ブラックサバス」のバンドイメージと、オジーオズボーンの格好(黒マントなど)。ディオの人差し指と小指を立てたメタルポーズも黒魔術的な「角」を意味するのでその印象もあるのかもしれません。
「血」はオジーがステージ上でコウモリを噛み千切ったりニワトリの首を裂いたりと、当時としては過激なパフォーマンスが印象に残ったところからでしょうか。
「レザーファッション」は「ジューダス・プリースト」が先駆けですね。重厚な音楽にバイカーのようなレザーはぴったりですね。
異様な甲高い音のツインギターやライトハンド奏法などもメタルの印象ですが、ディープ・パープルのハイウェイスターのギターソロは誰に聞いてもハードロックであることや、実際の初期「ヘヴィメタル」バンドではそのような曲は少なかったのでヴァンヘイレン以降のメタルの印象だと定義させてもらいます。


もう書きつかれたのでいいでしょう。まとめとしては、これだけ調べてもどうでもいいや、って感じですかね。おわり