ぱんく の えいが

さてさて今日はパンクな映画でも、というかピストルズ関係の映画を紹介します。
まずは「グレート ロックンロール スウィンドル」です。トレイラーをどうぞ。

この映画はセックスピストルズの栄枯盛衰をえがいているのかと思いきや、マネージャーのマルコム・マクラーレンがいかにパンクなどというムーブメントを作り出して金を儲けたか、という映画です。
この映画が作られた時にはすでにボーカルのジョニー・ロットンは抜け、イギリスのバカな一般大衆がパンクというムーブメントを貪り食い尽くし次の標的をニューウェーブに狙い定めている真っ只中で、その最後にもう一儲けしておこうと考えたマルコムが話題集めのためピストルズのボーカルに列車強盗を起用し、ヒトラーの護衛を雇い、シドは薬漬け、ポールとスティーブは言いなりと言う環境の中で製作されました。
初期のポリスが2:10くらいにチラッと出てきます。まぁこの映画のサントラは凄く良く出来てて気に入ってます。
「ロックンロールの詐欺師」を見てみたい方はどうぞ。


そしてお次は「シド アンド ナンシー」です。トレイラーをどうぞ。

この映画の見所はなんといってもシド役のゲイリー・オールドマン!!!!
ヤク中の役をやらせたら天下一品!「レオン」の狂気を孕んだゲイリーがとてつもなく好きな人は必見です!ひょっとしたらヤク中のシドよりもヤク中っぽかったのではないでしょうか。
しかしゲイリー・オールドマンはインタビューの中で「もう頭のイカれた役はしたくない!」と嘆いておりました。
まあこの映画はノンフィクションを元にしたファンタジーくらいな気持ちで見ればいいと思います。


そして最後に「フィルス & ザ・フリィー」です。原本はFilth & The Fury。カタカナで書くとよくわからんですね。

これはロックンロールスウィンドルと同じジュリアン・テンプル監督ですが、映画公開が15年くらい前で内容もいたって真面目なセックスピストルズ&パンクムーブメント考察ドキュメンタリーです。
たしか一緒に現在のピストルズのメンバーのインタビューも入ってたと思うのですがよく覚えてないです。
ジョニー・ロットン(現ジョン・ライドン)がパンクムーブメントやシドの話などを語っており、とても貴重な内容だったのでパンクスならDVDを持っておいてソンは無いです。しかしピストルズに興味の無い方は見てもツマラナイというファン向けのノンフィクションなので、煌びやかな世界が好きな人は見る価値無いでしょう。


ついでにスクワッター(不法住居者)のドキュメントも見つけてしまいました。

1983年の動画ですが、今でもイギリスの観光名所エロスの像の近くでは観光客相手にこんなナリをした人達が自分を写真で撮らせるかわりに金をせびっています。イギリスに行ったら是非立ち寄ってみてください!
アメリカの橋の下で暮らしているスクワッターも同じようなことしてますし全国共通なんですね。日本ではどうなんでしょうか。
ネコやらネズミやらを可愛がってる映像が出てきますが、LAの不法居パンクスも20cmくらいのネズミをペットにしてました。動物好きが多いみたいですね。


というどうでもいい感じでおわります。